キッチン・メニュー写真


凍結酒:「味気ない人生」

串焼き屋で初めて飲んだのは、去年の夏。希穂以上に感激しました。
「キッチン・ブルー」の脱稿祝いも、もちろん凍結酒で!
と、駆けつけたら店が無くなってました……。

今は代わりに、缶の純米酒を冷凍庫に入れて、
凍ったものをパフェスプーンでシェイク。
熱々の鍋を食べながら飲む凍結酒(もどき)、美味しいです。



ワカメそば:「七味さん」

サブタイトルは「F士そばのロマンス」。笑
昔、夜遊びの最中、夜中の二時三時にお腹が空くと、
F士そばを食べに行った思い出から。
(「翌日、むくむんですよねー!」と、編集者さんとも盛り上がりました)

書くにあたって、何年、いや、何十年ぶりに、当時行っていたF士そばに入ったら
着席スタイルに変わっていました。
そこだけは、昔を思い出して脳内補完で。



キャバクラのキッチン:「キャバクラの台所」

5年ほど前、キャバクラを舞台にしたドラマの脚本を担当。
定休日のキャバクラで顔合わせがあったので、合間に店の裏へ。

食べかけの牛丼が、そのまま置いてあったり、
キャバクラなのに、梅干の大きいパックがあったり、
そもそも定休日なのに片付けられていなかったり。
面白くて何枚も写真を撮って帰りました。


5年後、その写真を使って小説を書くことになるとは。
あのときは想像もしていませんでした。
人様に読んでいただけているとはなおさら。

読んでくださった皆さま、ありがとうございます!


キッチン・ブルー



「キッチン・ブルー」、発売中です。

雑誌「波」で倉本さおりさんから書評を戴きました。
あのシーンが泣けたとは意外。でも嬉しいです!


「鮭の皮って、食べます?」

この問いを発したのは、担当の編集者さん二人のどちらかだったか、それとも私だったか。
二年前の今ごろ、新宿の名曲喫茶にて。
“食欲”をテーマにした短編小説の打ち合わせでした。

「親しい人の前なら食べちゃう」
「かしこまった席なら残すかも」
「でも心残りかも」

なんてことを話しているうちに、いつしか話題は、
「食にまつわる面倒くささ」へと。
人目が気になる、気を遣う、同調圧力、後悔、我慢ーー。

「食べない自由って、あると思うんですけど」

編集者さんの言葉を今でも覚えています。


「私、ケータイが無かったら、ご飯作れるかな、って」

単行本の担当になって下さった編集者さんからは、
“作る憂鬱”のエピソードを戴いて。
私は食物アレルギー持ちで、食の面倒は当たり前だけれど、
そうでなくとも、食にまつわる憂鬱を感じたり、抱えたりしている人は
多いということを、改めて感じました。

「キッチン・ブルー」のテーマ、“食のコンプレックス”は、
そこから生まれたのだと思います。

長くなるので分けますね。続きはまた。


鮭の皮、私は好きです。
普通に鮭を焼いてから皮を剥がし、
剥いだ面をフライパンで焼いてカリカリに。
ジェイミー・オリヴァーの番組で学びました。





先日出席した、結婚披露宴のベジタリアンメニュー。
ニンジンのムースにホウレン草のキッシュ、サラダ、
焼きリゾット、野菜コロッケのトリュフソース。

食べられるものばかり、というのは、それだけで幸せ。
そして、どれも美味でした!